人形町駅徒歩30秒の歯医者「人形町駅前クロス歯科・矯正歯科」です

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こんにちは、東京都中央区日本橋人形町にある

医療法人社団育芯会の人形町駅前クロス歯科・矯正歯科です。

乳幼児の歯肉・粘膜・舌の疾患についてお話していきます。

歯肉炎

小児の歯周疾患のほとんどは歯肉炎で、歯周病はまれです。
歯肉炎の罹患状況は、乳歯列期20~30%、混合歯列期40~50%、中高生 60~90%と増齢的
に増加します。プラークが主原因のプラーク性歯肉炎(歯垢関連歯肉炎)と全身疾患や薬物
、機械的要因などが関連する非プラーク性歯肉炎に大別できます。

1) プラーク性歯肉炎


従来の単純性や不潔性歯肉炎のように、ブラッシングの不徹底による歯垢停滞が原因の歯肉
炎をいいます。歯垢除去で治癒しますが、再発しやすいです。
初期には歯間乳頭の炎症が強く、次第に辺縁歯肉の発赤・腫脹を伴うようになります。
歯垢が停滞しやすく、ブラッシングしにくい部分にみられ、上下顎前歯部唇側と上顎臼歯頬
側に多くつきます。

2) 非プラーク性歯肉炎


(1) 萌出性歯肉炎

乳歯・永久歯の頭出または交換期に辺縁部に炎症が生じたものです。
プラーク性を併発することが多い。混合歯列期の前歯部辺縁や臼歯部の咬合面を覆う歯肉弁
にみられ、萌出完了とともに徐々に消退するが、自然治癒しなければ切除することもありま
す。

(2)歯肉肥厚

習慣性口呼吸による口唇閉鎖不全の小児で歯肉肥厚がみられます。歯肉粘膜が常時乾燥状態
になり、睡液の自浄作用が低下するからです。

(3)歯肉退縮


前歯部の反対咬合や交叉咬合による咬合性外傷から、動揺と歯肉退縮を生じます。
混合歯列期の切歯萌出期にみられます。上下顎前歯唇側のブラッシング圧が強すぎる場合も
歯肉の退縮が起きるので注意です。

(4)思春期関連性歯肉炎


中学生前後の思春期にみられ、女児のほうが多いです。直接的な原因はプラークであるが、
性ホルモン分泌が歯肉炎に影響しています。

(5)歯肉増殖

薬物性歯肉増
全身疾患に対する薬物の長期投与の副作用として生じます。
抗てんかん薬(抗痙攣薬)のフェニトイン(ダイランチン)、免疫抑制剤のシクロスポリン
A、高皿圧薬あるいは抗狭心症薬として使用される Ca拮抗薬のニフェジピンなどがありま
す。
プラークの停滞により症状が悪化するため、プラークコントロールが重要です。

軟組織疾患

①小帯

1) 上唇小帯の異常

切歯乳頭部付近に付着していた小帯が、歯槽骨成長や歯の前出に伴っても位置を変えず、歯
槽項を越えて口蓋切歯乳頭まで小帯線維が入り込んだものです。

小帯の肥大により口唇移行部で扇状に広がり、口腔前庭部の自浄性が低下します。
正中離開、歯の萌出障害、切歯位置異常、発音障害(サ行)、哺乳障害の原因となります。
上口唇を上方に牽引すると、小帯付着部位の歯肉に貧血帯ができる(ブランチテスト) こ
とで小帯線維の進入が診断できます。
乳首の捕捉・吸啜時に障害や影響がなければ、乳歯列期は経過観察とし、上顎中切歯萌出完
了または側切南萌出開始時に正中離開があれば切除・伸展術を行います。ブラッシング困難
な場合には、乳歯列期でも切除することがあります。

2) 舌小帯の異常

出生時には舌尖付近に付着している小帯が、成長過程で後方へ退縮・移動しなかったことに
よる症状です。乳児期では哺乳障害の原因となることがあります。
幼児期以降は構音障害(ラ・タ・サ行)の原因となり、舌の前方発出時に、舌部がハート状
に凹んだり、歯列や口腔外に出せず丸まります。また、開口状態で上顎切歯口蓋側や切歯乳
頭都に舌尖を付けられない。
哺乳障害が明らかであれば可及的すみやかに舌小常(切離)延長術を行います。
発音障害のみであれば運動訓練しながら発育による位直変化を待ち、変化がなければ切除し
ます。手術は言語発達の完成前の4~5歳頃までが望ましく、手術後は、創部の癒着や拘縮
を防ぐためにも運動訓練が必要です。

口唇の所見

1)粘液嚢胞

小唾液腺(口唇腺)排泄管が外傷などで損傷を受け、粘膜下組織内に唾液が流出し肉芽組織
が増生して嚢胞様腔を形成したものです。
処置は嚢胞摘出で、縫合を要しないレーザーを用いることも多いです。


2) 口唇ヘルペス

単純疱疹ウイルス(HSV)の感染。口唇・周囲皮膚に小水疱が生じます。水疱形成の前駆症状
として掻痒感や灯熱感がある。自潰して広がりびらんとなったり、下唇に移ることがありま
す。
体力消耗時に多いため、体力回復に努め経過観祭し、抗ウイルス薬を塗布します。

3) 口唇・口角炎

過敏症(食物、玩具、紫外線など)、ビタミンB欠乏症、咬唇癖、口腔乾燥症口腔カンジダ
症などによるもの。口唇の乾燥、剥離や裂溝形成、びらんや潰瘍が生じます。

4)咬傷

局所麻酔によって感覚が麻痺した舌や口唇あるいは頻粘膜の誤咬・吸啜により、局所に浮腫
を形成することがあります、また全身疾患患児の自傷行為でも起きます。
通常3日~1週間程度で自然治癒しますが、咬傷部の二次感染で化膿することがありますの
で、清潔と安静を保ち経過観祭して下さい。
化膿した場合は抗菌薬の内服や軟膏塗布します。咬傷には予防が重要で、局所麻酔後は患児
に麻酔をした部位を触らないよう注意を促してください。

歯肉の所見

1)歯肉膿瘍

外傷やう蝕からの歯髄感染が、根尖に波及した感染根管歯にみられます。
化膿性炎症が広がり、原因歯の歯頚部や根尖部歯肉粘膜下に膿が貯留した限局性の半球状膨
隆で、排膿する場合もあります。
原因歯の感染根管治療や、抜歯が必要になります。

2)萌出性囊胞

乳歯、永久歯の萌出時にみられる、歯冠都を覆う歯肉の無痛性膨隆です。
乳臼歯部に好発し第一大臼歯にみられることもあります。外観は歯肉色だが、嚢胞内で出血
すると暗紫色にみえる。自然萌出を期待し経過観察としますが、著しい萌出遅延や咀嚼時の
不快症状があれば開窓します。

3) 上皮真珠

生後数か月頃の乳歯萌出前に好発する、歯堤上皮の一部残留によるμ1〜3mm
mm程度の小真珠様腫瘤です。上顎前歯部歯槽堤粘膜に多く、上顎口蓋正中部に生じたもの
は Epstein 真珠と呼び、乳歯明出前に自然消失するため経過観察とします。

舌の所見

1) 巨舌

ダウン症候群などの先天異常やリンパ管腫などの腫瘍性のもの、慢性炎症や代謝異常などに
よる。舌側縁に歯の圧痕がみられ、開咬や空隙歯列、反対咬合の原因、構音障害の誘因とな
ります。

2)溝状舌

先天性(ダウン症候群など)と後天性(悪性血やビタミンB欠をなど)のものがあります。
舌背表面に多数の長さや深さがさまざまな溝がみられます。自覚症状はないですが、溝に食
渣が停滞しやすく、炎症の誘因や痛みの原因となることがあります。感染予防のため含嗽や
舌表面の清掃をした方がよいです。

3) 地図状舌

原因不明の症状で、舌背表面に種々の大きさの淡紅色斑を生じます。周囲は白苔で境界明瞭
、数日で斑の形態が変  化します。自覚症状はほとんどないですが、刺激痛があればトロ
ーチ投与やヒビテングリセリンを塗布します。

4) リガ・フェーデ病

先天性歯、または早期に萌出した下顎乳中切歯の切縁によって、舌尖下面に機械的刺激が加
わり、舌小帯付近に褥瘡性潰瘍を形成したものです。接触痛や自発痛で哺乳・摂食障書をき
たします。原因歯が過剰歯の場合は抜去します。真性乳歯では、切縁の削合・研磨、シーネ
による一時的な切縁部被覆、セメントやコンポジットレジンによる切縁部被覆(脱落・誤飲
に注意)と潰瘍部の消炎処置を行う。

5) ブランディン・ヌーン(Blandin-Nuhn) 腺嚢胞

ブランディン・ヌーン腺(前舌腺)の損傷により唾液が溢出し、舌下面正中部に無痛性、半
球状腫脹を生じます。そのため、摘出手術を行います。


乳幼児の歯肉・粘膜・舌の疾患についていかがでしたでしょうか。

人形町駅前クロス歯科・矯正歯科では小帯切除など、小手術に対応しております。
また、口腔外科専門の先生も在籍しておりますので、不安をお持ちの方は、一度ご相談ください。

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人形町駅前クロス歯科・矯正歯科

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