人形町駅徒歩30秒の歯医者「人形町駅前クロス歯科・矯正歯科」です

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こんにちは、東京都中央区日本橋人形町にある

人形町駅前クロス歯科・矯正歯科です。

今日は昨日お話させていただいた矯正歯科治療と合わせてやらたい、口腔筋機能療法(MFT)をご紹介いたします。

口腔筋機能療法(MFT)とは?

「歯列を取り巻く口腔周囲の機能を改善する訓練法」です。

歯列は、舌・口唇・頬などの口腔周囲筋からたえず圧力を受けています。

咀嚼・嚥下・発音時および安静時における口腔周囲筋の機能に問題がある場合は、歯列に及ぶ筋圧のバランスが崩れてしまいます。

そうすると歯列不正、矯正歯科治療の後戻りなど、さまざまな問題が生じます。

MFTによる口腔周囲筋の機能の改善は、歯列の正常な形態を維持するための環境を整えることにあり、筋圧のアンバランスに起因する問題を解決します。


MFTの内容

①個々の筋肉の訓練

②咀嚼・嚥下・発音の訓練

③口唇と舌の姿勢位の訓練

以上の三つの要素があります。


個々の筋肉の訓練では、舌、口唇、軟口蓋、咀嚼筋など、それぞれの筋肉の機能改善をはかります。

筋肉の力を強めるだけでなく、緊張しすぎている筋肉をリラックスさせ、全体的に調和のとれた状態をめざします。
咀嚼・嚥下・発音の訓練では、これらの機能時における歯列に及ぶ口腔周囲筋からの筋圧の適正化をはかります。


口唇と舌の姿勢位の訓練では、安静時に「いつも口唇と舌が正しい位置にある」ことをめざします。

この「正しい位置」は、「筋圧が歯列に悪影響を与えない位置」である。

また、口唇と舌の姿勢位は、呼吸および全身の姿勢と密接な関係があります。
口腔周囲筋の機能に問題を生じさせる原因として、食べる機能の発達不全、鼻疾患、口腔習癖、舌小帯短縮症、 顎骨の形態異常、神経筋機構の病変などがあげられます。


個々の筋肉の訓練


(1) 口唇の訓練


口を開け、下唇を人差し指で押し下げ、上唇を下に伸ばす訓練や下唇で上唇を覆い、下に向かってこすり下げる訓練などがあります。


(2) 舌の訓練


口を大きく開け、舌をまっすぐ前方に突き出す舌尖部の強化訓練や、舌圧子を舌で押し上げる舌中央部の強化訓練、舌全体を口蓋に吸いあげる訓練などがあります。


咀嚼・嚥下・発音の訓練


咀嚼・嚥下・発音の訓練は一生を通じて毎日行う動作です。

口腔周囲筋の正しい機能を継続的に営ませるために役立ちます。
MFTの対象患者の咀嚼・嚥下には共通したパターンが認められることが多いです。


(1) 嚥下訓練


姿勢を正しくして、コップから一口水を口に含み、舌尖を切歯乳頭付近に位置づけ、口唇を軽く閉じ、臼歯を咬合させ、水を舌背上に集めて、のどを使って嚥下する。
スプレーで水を口に吹き入れて訓練する。


(2) 咀嚼訓練

咀嚼訓練には、はじめにりんごなど水分の多い食材、次にクラッカーなど水分が少なく食べにくい食材を用いる。食材を一口前歯でかじり、口唇を閉じて大臼歯でよく咀嚼し、嚥下する。

また、ようじで大臼歯部にレーズンを置き咀嚼する訓練は、正しい咀嚼部位を学ぶのに役立つ。
食事の際には、訓練で学んだ正しい食べ方を実践する。

(3)発音訓練


発音時に舌が歯列を越えて突出し、咬合の安定性が得られにくい場合は、発音を訓練することがあります。


口唇と舌の姿勢位の訓練


口唇と舌の姿数位は歯列に与える影響が大きく、MFTでは「いつも口唇と舌が正しい位置にある」ことを重要視します。

具体的には、口唇はリラックスした状態で閉じ、舌は口蓋にリラックスした状態で挙上し、白歯離れている状態をめざす。
水を含ませたコットンロールを下唇の裏に入れ、舌尖を切歯乳頭付近に位置づけたまま30分間口唇を閉じる訓練や、舌尖を切歯乳頭付近に位置づけたまま、犬歯の後方でストローを軽く噛み、舌が落ちてこないように支えながら口唇を閉鎖している状態を保つ訓練などがあります。
なお、正しい口唇と舌の姿勢位が獲得しにくい場合には、咀嚼・嚥下・発音いずれかにまだ問題を残していることが多いです。

口腔習癖の改善


吸指癖(指しゃぶり)、咬唇癖、咬舌癖などの口腔習癖や頬杖、睡眠態癖は、歯列に好ましくない圧力を及ぼすため MFTの指導の対象となります。
ただし、3〜4歳くらいまでの指しゃぶりは、発達途上にみられる生理的なものなので、無理に排除せず、温かく見守る姿勢が大切です。

5〜6歳を過ぎても継続する指しゃぶりは、歯列や顎骨の変形を招くため、やめるように導くことが望ましいです。

その際に、本人を叱責するのではなく、本人、保護者、指導者がこの問題を解決するために協力し合うという形をつくることが大切です。

その際には、「指しゃぶりをやめないとこんなひどいことになる」と脅かすのではなく、「指しゃぶりをやめるとこんなにいいことがある」と前向きな助言を心がけましょう。

次に、「目標」を設定します。

この場合、最初から高い目標を揚げるのではなく、すぐ手の届きそうな目標(中間目標)を定めましょう。たとえば、「昼間の指しゃぶりは何とか我慢ができるけれど、眠る前にはどうしてもしゃぶってしまう」という子どもには、眠りにつくまで保護者につき添ってもらい、初日は「5分我機ができたらあとはしゃぶってもいい」と伝える。

そして次の日は6分間、またその次の日は7分間というように、除々に我慢できる時間を延ばしていくことによって、段階的に高い目標である「眠りにつくまでしゃぶらない」に導くことが必要です。
日標が達成できたら必ずほめることが非常に大切であり、ごほうびを用意しておいて,励みにするとよいです。


指しゃぶりの指導には歯科医学だけでなく臨床心理学や行動料学の知識を必要とします。

歯科診療室だけでは対処できない複雑な心理的背景をもつ場合には、小児神経科や臨床心理士など専門家に対診を依頼する必要があります。
混合歯列前期までの指しゃぶりについては、これをやめることによって多くの場合、歯列の形態が自然に改善します。


MFTの効果


MFTにより、矯正装置を使わずに歯列が正常に誘導されることがあります。

症例①

初診時10歳の女児で、開咬の傾向と前歯部の配列不正があり、口呼吸、口唇を開けたまま食べる癖、発音時の舌の突出などが認められた症例です。

2週間に1度指導し、自宅で毎日訓練を続けたところ、口唇を閉じて奥歯でよく噛んで食べる習慣が身につき、機能の改善に伴って歯列が自然に整い始めました。

指導開始後約2年で正しい咀嚼・嚥下・発音・呼吸の習慣が得られ、歯列・咬合は自然に改善されました。

口もとは、初診時にはオトガイの膨らみがなく口角が下がっていましたが、MFT 開始5年後は美しい口もとに変化しています。

このように、口腔機能と歯列の形態には深い関係があり、口腔周囲筋の筋圧のバランスを改善すると、歯は正しい位置を保つことができるようになります。
また、矯正歯科治療と MFTを併用することによって、治療後の歯列の長期安定性が得られることが多いです。

症例②

初診時13歳の女子で、叢生、開咬、口元の突出感、口呼吸、咀嚼・嚥下時と発音時の舌の突出、低位舌などが認められた症例では、マルチブラケット装置とMFTを併用して矯正歯科治療を行った結果、治療開始後約2年で、歯列・咬合は改善され、口腔機能も良好となった。口もとの比較では、治療前は口唇の突出感があり口角が下がっていたが、治療後は改善され、柔和な表情になっている。矯正歯科治療終了後15年経過してもよい歯列・咬合が保たれています。

口周りの筋肉を鍛えることにより、良いことがたくさんありますのでぜひ試してみてください♪

人形町駅前クロス歯科・矯正歯科では矯正治療専門医が在籍しております。

できるだけ装置の目立たない矯正治療、インビザライン(マウスピース矯正)も行っております。

矯正治療はほとんどの場合、健康保険が適応されない自費診療になりますが、治療費のお支払いも、金利負担なく、分割のお支払いも可能でございます。

計画的に安心してお支払いいただけます。

矯正相談は無料で行っておりますので、気になる歯並びについてお悩みの方はご相談ください。

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