成人矯正のメリット

見た目のコンプレックスの解消

口元の見た目を改善することは、矯正の最大のメリットの1つです。
歯並びが悪いことが気になり、思い切り笑えない、口を大きく開けて笑うことができないという方はたくさんいらっしゃいます。
歯並びが悪いと、真剣に話そうとしても口がきちんと閉じないためにだらしなく見えたり、滑舌が悪くなるため、他人と話すのが苦痛に感じたりすることがあります。
矯正治療によって、これらのコンプレックスを解消し、笑顔に自信を持ち、他人とも前向きにコミュニケーションができるようになります。

口腔の健康を維持

歯並びの悪さは、口腔の健康にも問題を引き起こします。
歯並びが悪いと、歯と歯の間で虫歯や歯周病が発生やすくなります。
歯ブラシが歯と歯の間に届かず、十分に磨けないため、虫歯や歯周病につながるからです。
また、ドライマウスにもなりやすいと言われています。ドライマウスは口が乾くだけでなく、唾液の分泌が減少し、虫歯や歯周病などの口腔トラブルのリスクが高まります。
歯並びを改善することで、口腔環境が整い、一生涯使うことになる歯を含めた口腔の健康を守り維持することができます。

治療スケジュールが立てやすい

大人が矯正をする場合、特別な身体的問題がなければ、身体の成長過程が矯正治療に与える影響が少ないため、治療スケジュールを立てやすくなります。
スケジュール通り治療を完了することは、予期せぬ費用や精神的・身体的負担を減らすことにもつながります。

大人の矯正治療のデメリット

治療中の見た目の問題

治療中の見た目の問題は、矯正治療の大きなデメリットです。
しかし、一般的に使用される金属製の矯正装置に加えて、目立ちにくいマウスピース矯正や歯の前面に装置をつけない舌側矯正もあります。
自分のライフスタイルに最適した方法を選ぶことで、治療中の歯の見た目を気にせずに日常生活を送ることができます。

治療中の痛みや不快感

矯正装置は、歯の現在の位置を強制的に動かすため、個人差によって痛みが生じることがあります。
また、治療中に装置を着用し続けることで、口や舌が装置に触れることによる不快感も感じることがあります。
しかし、日常生活に支障をきたすような痛みがある場合は、歯科医に相談して矯正装置の調整をお願いすることができます。患者様自身が取り外すことができるマウスピース矯正などもあり、痛みや不快感をすぐに解消できます。

虫歯や歯周病のリスク

治療中は、歯と矯正装置の間にステインが付着したり残ったりするため、口腔の清潔さを維持することが大変です。
歯ブラシで歯を磨いても、隙間に届かないことがあるため、虫歯や歯周病を防ぐために注意深い口腔ケアが必要です。